また たくさんメールを頂戴するようになりました。ありがとうございます。
そこでしばらくは皆様からのご質問にお答えする形でUPいたします。
今さらですが、自己紹介っぽくお答えします。
■おすすめの本を紹介してください■
これは本当によく聞かれます。わたしは基本的に昔から本はジャンルを問わず好きです。
「読みやすさ」「感動」をテーマに、個人的な意見でよろしければ・・・
「星新一」 大好きです。全巻読みました。彼は天才としか言いようがないですね。
ダウンタウンの松ちゃんも彼のファンだとか。
また読者投稿型の「ショートショートの広場」シリーズもおすすめ。
作品もさることながら、最後の星氏の寸評が面白い。
ちなみにわたしの一番好きな作品は「手袋」・・・これ、素人とは思えないくらい秀逸です!
「本田健」 言わずと知れた日本一のベストセラー作家。なんとシリーズ累計330万部突破です。
ハマりました。彼自身が書いた本(つまり訳本以外)は全巻持ってます。
わたしはこれで人生が変わりました。だからWORD MAGICを創立できたんです。
多くの人が感動したと思いますが、実際に行動に移した人はどれほどいることでしょう。
大人だけではなく、実は子供に読んでほしい作品です。
「重松清」 ベタですみません。彼の作品は入試によく出題されますものね。
それを差し引いても、読みやすいし感情移入もしやすいし、泣ける。
起承転結がはっきりしていて、心情語が追いやすいのも魅力のひとつですね。
しかもどの作品もクオリティが高いのはさすがです。
今度は作品Ver.で。
おすすめしたい作品があまりに多いので、最近泣けた本をまとめてみます。
「トモ、ぼくは元気です」 香坂直
2009年 甲陽学院中学 第1日 大問「二」 出題
2009年 岡山中学(東大・国立医学部コース) 大問「二」 出題
2011年 大阪星光中学校 大問「一」 出題
過去問としても解きましたが、その時から直感で「これ、絶対いい作品だ」と思っていました。
すると奇遇にも生徒の美奈ちゃんが持っていたので、お借りしました(美奈ちゃんありがとう♪)
で・・・号泣です。電車の中にもかかわらず、号泣しました。
設定がやや重いけれど、手にとるようにわかる清々しい表現で一気に引き込まれます。
そして見事なまでの伏線!思わずうなってしまったわ。さあ、この伏線に気づけますか?
(厳密に言うと、伏線は2つありますよね。大きいのと、小さいのと)
とどのつまり、いわゆる「国語センス」って、伏線に気づける感性だと思うんです。行間を読む力ね。
小学校高学年の読書感想文にお薦めです。もちろん、大人も充分に楽しめます。
「博士の愛した数式」 小川洋子
2006年 国附台女子中学 出題
2011年 北嶺中学 出題
2012年 駒場東邦中学 算数:大問「2」にて「完全数」 出題
この作品もやはり過去問として出会ったのですが、とにかく最高ですっっっ!!!
ここ数年の本で、間違いなく一番感動しました。
ひたすらためになって、ひたすら切なくて、ひたすら感動します。
これも電車内で読んでしまい、やっぱり号泣してしまいました←
この本をきっかけに、算数嫌いな人は算数への興味がわき
算数好きな人はさらに数字が好きになることでしょう。
というか、この美しいまでの迫力と細部まで手に取るようにわかる巧みな表現力・・・・・・
まさに圧巻です!
数字と文章をここまで崇高に絡めるだなんて、ただただ敬服しています。
しかも全く数学の関係者ではない方が書かれていらっしゃることに二度ビックリしました。
やはり天才は何をさせても天才的ですよね。
また、映画化もされており私もDVDで拝見しましたが・・・・・・
本と映画は「別物」と割り切ってご覧になった方がいいと思います。
映画だけの方はきっと、この作品の素晴らしさの50分の1くらいしかわからないと思います。
個人的に映画で印象に残ったことは、寺尾聰さんが博士のイメージにピッタリだったことと
浅丘ルリ子さんが美人すぎたことです。
この作品は、やはり本でお楽しみいただくのを強く強く強~~くお勧めします。
「星守る犬」 村上たかし
これはコミックですが、もうありえないくらい泣きました。
「BOOK OF THE YEAR 2009 泣ける本No.1」の帯は、本当でした。
これも電車で読んでしまい・・・・・・号泣しました。ハンカチがびしょびしょになります。
あまりに泣けるので、もう読み返せません。あぁ、いま思い出しても涙が・・・
特にペットを飼ってらっしゃるご家庭は、皆さまでぜひ読んでください。
「やつがれとチビ」
「やつがれと甘夏」 くるねこ大和
はい。ご存じのとおり、最近超!売れっ子となってしまったくるさんの漫画絵本です。
ちなみにくるさんの作品は全部持ってるし、毎日ブログも覗いてるし、
ちゃっかりコメントも残しています。目標は2ケタ台。過去最高は2番目♪ blog.goo.ne.jp/kuru0214
なのでくるさんブログにいくと、わたしのコメントがちょこちょこ出てきます(笑)
絵本だからとあなどるなかれ。大人も子供も楽しめる、しかもプチ古語の勉強もできる作品です。
こちらはにゃんこが主人公。くるさんの愛と情感がいっぱいつまった感涙ものです。
シリーズ作品なので、「やつがれとチビ」→「やつがれと甘夏」の順番で読んでくださいね。
ちなみにわたしの好きな愚連隊は
もんさん>>胡ぼち>>>ポっちゃん>>>>>>>トメちゃ≧ぼん兄ぃ
です。世間の人気ランキングはぼん兄ぃがダントツ1位らしいですが、わたしは別に・・・↘↘
内輪ネタですみません。この話題についてこれる方、何人いらっしゃるかしら(笑)