今回はもう少し対象年齢を上げた感じで綴ってみます。
わたくし 本はそこそこ好きで、小説・コミック・週刊誌・月刊誌(男性誌・女性誌)を問わず
知人から「これいいよ」と言われたら、素直に読んでみることにしています。
最近は立場上、経営理論や経営哲学などHow To本がメインなので
今までで感銘を受けた作品を紹介します。古い作品が多くてすみません。
「時間の砂」 シドニー・シェルダン
懐かしい!そして、文句なく素晴らしい作品です。確かに日本中がハマりましたよね。
それまでの私は中・高生らしく赤川次郎にはまっていて、それはそれで満足していたのですが
シドニー作品を読んだら、もう世界観やテンポやスケールの大きさにただただびっくり!!!
面白いなんてもんじゃないですよ、これ。もう別次元の愉しみですね。
初期の数作品を読み、「明日があるなら」と迷いましたが、私のNo.1はやっぱりこれです。
「玩具修理者」 小林泰三
正直、活字だけでここまで表現し切れる人って、この世にいないんじゃないかしら。
これが彼のデビュー作だなんて・・・!!!偉人はやはり非凡です。
ホラー小説ですが、途中でめまいや吐き気を覚えるくらい、壮絶で繊細で陰微な作品です。
シドニーを含め、私が「言葉が持つ壮大なパワー」を意識しはじめたのは、この頃かもしれません。
それにしても売れた本を、どうしてやたらと映像化したがるんだろう。
こういうナンセンスな人たちが映画業界にいるってことが、既にナンセンスだと思うんだけど。
活字は活字。映像の世界はそれで勝負すればいいのに。しかもキャスティングにコネが見え見えだし。
お金儲け主義―否定はしませんが、表現の世界にいる人達は
せめて感性だけは豊かであってほしいです。
「ヒカルの碁」 原作:ほったゆみ 画:小畑 健
最高傑作です。おそらくわたし史上、この作品を超える漫画は存在しないと思います。
碁の話なのに碁を知らなくても楽しめて、なのに碁のプロが読んでもうなるくらいのハイレベルだそう。
とにかく絵が美しい。台詞・コマ割が絶妙。あと、ネタバレになるのであまり詳しくは言えませんが
たとえどんな状況においても「ヒカルはスゴイ」と思わせる展開がすばらしいですね。
ちなみに私の一番好きな対局は「門脇vs佐為」の通りすがりの一局。
伊角さんが一番好き♪佐為とヒカルどっちが好き?はよく議論されているけど、
私は読みはじめの頃はダントツで佐為、でも読めば読むほどすっかりヒカル派へ(笑)
河合さんも大好き♪あと金子さんもいいなぁ。加賀もいい。アキラも好き。もちろん桑原本因坊も♪
筒井くんがスラダンの木暮くんとかぶるのは、あたしだけでしょうか?
お次は作家ごとにまとめます。
「中谷彰宏」 なんてCoolでSmartな男性なんでしょう。これぞいい男の代名詞です。
表現力は当然のこと、細部にこだわる大切さを教えてくれたのはこの人です。
言葉に重みがあるよね。男性・女性の両サイドから言及できるセンスは流石です。
「中島らも」 当時、TVで観るこの人の破天荒さが大好きで読み始めたのですが
まさか灘出身だとは知りませんでした。さすがアク・・・いえ、個性が強いです(笑)
この人は小説よりもエッセイがおすすめ。面白すぎる。笑い出したら止まりません。
「一条ゆかり」 ハイ。お察しのとおり、わたしはかなりの漫画好きです♪
彼女の作品はすべて持っています。一番好きなのは「女ともだち」
最近はサブキャラのほうが魅力的ですね。高い画力と力強いメッセージが素敵。
この人は初期作品の方がパワーがあるかな?絵柄も時代とともに変わりますが、
それはそれで楽しめます。彼女は長編ではなく3巻位までの作品がイチ押しです。
腱鞘炎&緑内障とのことですが、次作品があるなら期待したいところです。
「伊藤理佐」 NHKアニメ「ひげぴよ」の作者と言えばわかるかしら?(アニメ観たことないけど)
とにかく着眼点がスゴイ!鋭い!エッセイ風漫画ですが、学ぶことが多々あります。
作品によってはあまりおすすめできませんが、「おいピータン」「おんなの窓」はぜひ。
恋愛を含め、人間関係や仕事で迷った時に、ふとヒントをくれるエッセンスが盛りだくさん。
実は吉田戦車さんと再婚され、先日出産されました。何気にビッグカップルですよね。
ちなみにわたくし、彼女が「手塚治虫賞」を受賞したお祝い懸賞に、見事当選しました♪
ファンやっててよかったぁ~(笑)
他は、コナンドイル・和久峻三・村上春樹・村上龍・銀色夏生・吉本ばなな・俵万智・宮部みゆき・中野裕弓
松下幸之助・道幸武久・渡邉美樹・船井幸雄・前田大輔・バシャール・山田真哉・井上雄彦・さそうあきら
「ONE PIECE」(空島以前)「DEATH NOTE」「影武者」「銀魂」「天使なんかじゃない」「HUNTER×HUNTER」
「チーズはどこへ消えた?」「ホームレス中学生」「賢人の知恵」「名言セラピー」「自己プロデュース力」
「なぜド素人経営者の焼肉屋は繁盛したのか」「東大合格生のノートはかならず美しい」
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」などなど。
こうやってみると、けっこうミーハーですねぇ(苦笑)