9月に入り
関西圏の中学受験組はこの時期から
「ラストスパート<第一段階>」に突入します。
夏期期間中に補強した部分をここでしっかりと自分のものとし、
志望校合格をより確実にするため
自分の力を自分の手で確かめる時です。
そうです
文字通り収穫の秋です。
みなさまの学力と心の果実は美しく豊かに成長しましたでしょうか。
自信を持って
「これが自分の果実だ」と言えますか?
思った以上に大きな実ができた人
手入れが滞り、やや小粒な実となってしまった人
あるいは
予想外のおいしい果実が収穫できた人もいるでしょう。
そしてこの時点で収穫しますから
その果実が今後、飛躍的に大きくなることはありません。
ですからこれからは
その果実をどう活かすかの作業になります。
たとえば
出来た実がサクランボのようならば小粒の個性を活かせるところへ
また
リンゴのように大きくずっしりと実ったのなら
丸かじり(志望校まっしぐら)してもいいし
切ってアレンジ(視野を広げる)してもいいと思います。
もちろんバナナがほしかったのにブドウとなった人は
ブドウを活かせる場所を選ばなくてはなりません。
つまり
この段階で合格できる学校はほぼ決定しているのです。
しかし
特に男の子に限り
後半(11・12月頃)に
ぐーーーーーーーーーんと伸びる場合があります。
ただし この現象は当然ながら
日ごろから自分と勉強を大切にし、こまめに手入れをし
収穫に向けて努力をしてきた人にだけやってきます。
こう言うと「まだ可能性があるかも知れない」と思うでしょうが
問題は
「自分(我が子)がそれに当てはまるのかどうか」
ということです。
そしてこの答えは現段階で決まっています。
え?
自分(我が子)が当てはまるかどうかを知りたいですって?
その答えを知っているのは
塾の先生でも家庭教師の先生でもありません。
知りたい人は
お子様そして保護者が
ご自分の胸に手を当てて感じてください。
ね。
答えは誰よりご自身が知っているはずです。
これは大手進学塾の成績上位者の名前を見てもわかります。
これまでは女の子の名前がちらほらあったのが
今後はほぼ男の子の名前で埋め尽くされます。
そして彼らは間違いなく
日ごろから努力を重ね、収穫へ向けて努力してきたお子様です。
収穫した果実をどう活かすか
今後の課題はこれです。
より磨きをかけておいしくしましょう。
そして最後は笑顔で「合格」をもぎ取りましょうね