『中学受験は親子受験』と言われるほど
独特の闘い方を強いられるのがこの中学受験です。
ここでは、そんな中学受験を有利に進めるための情報を
お届けしていきます。
まずは
中学受験の一般的な基本事項から。
中学受験の一般的な基本事項から。
中学受験を志す人達に求められる学力は
もちろん「小学校6年間の学習指導要領」の範囲内ですが
実質的には
中等教育...つまり高校受験とほぼ同等のものも多数出題されています。
たとえば国語では、あと古文さえ習得すれば
高校受験かそれ以上にも充分対応できるほどの崇高な読解力と記述力を問われ
理科では、あと化学式さえマスターすればそのレベルに余裕で達するほど
広い知識と正確な分析力を求められます。
そして社会は、そもそもが「知識量を問う」趣旨であるため
志望する学校の難易度が上がれば上がるほど
重箱の隅をつつくような難問が出題されることがしばしばあります。
(ちなみに某中学校の社会の入試問題には
現役トップレベルの社会科講師を以ってしても
資料等で調べなければ解けないほどの奇問が毎回紛れ込んでいます)
また算数では、小学校では"方程式"を使用しないことが前提なゆえ
方程式を立てる以外の方法で答えを求められることが多く、
中学受験特有の「正解を導く難しさ」があると言われています。
しかし、最近の中学入試では
「与えられた式」を解く...といった基礎問題はほんの一部分であり、
「自分自身で式を立て」て展開するといった
いわゆる論理的思考を求める傾向が非常に多いため
"方程式を使用しても構わない"とする学校が増えていることも事実です。
(この傾向は特に最難関校で見られます)
つまり、どの教科でも
「単に知識量を問う」というような単純な基礎問題よりも
思考力・展開力・瞬発力・洞察力・表現力といった
「その場で適切に対応できる高い処理能力」
を問うことが大半です。
よって中学受験は
わずか12歳でありながら
高校受験レベルの問題に対応できる
ハイレベルな能力を求められる制度である
と言えます。
ちなみに
小学校受験では
お子様がこの世に生まれてまだ6年程しか経っていないというのもあり、
年齢相応の学力や潜在能力を測るにはあまりにもその方法論が少ないため
お子様云々というよりも、ほぼ保護者の力量や資質が問われます。
よって
『子ども<<<保護者』の色が非常に濃い受験と言えます。
これはつまり
「小学受験成功者と中学・高校・大学受験成功率は
あまり比例しない」
あまり比例しない」
という多くの巷の事実が、何よりそれを証明していますよね。
そして
高校受験や大学受験では
社会的判断能力や自我にも充分に芽生えていることもあり、
お子様自身が持つ
いわゆる「学力」や「(スポーツ・芸術等の)才能」を充分に競える段階にあるため
年齢相応の能力を純粋に正当に精査するには十分な時期です。
よって保護者はあくまで「サポート役」であり
よって保護者はあくまで「サポート役」であり
入試で求められるのも「子どもの資質そのもの」です。
ゆえに
こちらのパワーバランスは
『子ども>保護者』であると言えるでしょう。
また
高校受験・大学受験は
再チャレンジ(浪人)が利くという点も、大きな要素となり得ます。
しかし
中学受験は、リベンジができません。
文字通り
一生に一度きりの関門 です。
しかも
小学受験のように保護者色がそれほど強いわけではありませんが
かといって
高校受験や大学受験期ほど、お子様の自立心が高いわけではありません。
12歳と言えば
確かに大人っぽい一面も見え隠れしますが、まだまだ「児童」です。
保護者の手を完全に離れるほど成熟し切っているわけではないものの
志望校合格のためには
大人顔負けの確かな自立と向上心、そして強い克己心が希求されます。
大人顔負けの確かな自立と向上心、そして強い克己心が希求されます。
また
与えられた設問を正しく解く...といった生徒の学力や資質以外にも
それをあたたかく支える家族の力が大きく物を言います。
そして
そして
いえ、だからこそ
家族がまさに一丸となって
同じ目線で、同じペースで、同じ目標に真摯に進む努力が必要不可欠です。
つまり、中学受験は
『子ども≒保護者』なのです。
これが
『中学受験は親子受験』と呼ばれる所以かと思います。
もちろん
小学受験・高校受験・大学受験でも
小学受験・高校受験・大学受験でも
それに応じた能力や専門知識が必要なのは言うまでもありませんが、
中学受験において
灘・開成・筑駒・東大寺・甲陽・麻布・桜蔭・雙葉...といった
灘・開成・筑駒・東大寺・甲陽・麻布・桜蔭・雙葉...といった
いわゆる
「最難関中学校合格者には
東大生・京大生が多い」
という、ゆるぎない事実が
この中学受験の真価を雄弁に語っているのです。